神戸市で古民家の改修リフォームです。
一部離れを解体して母屋を改修しております☆彡
実際の築年数はわかりませんが、かなりのシロモノであるのは間違いないですね。
重機を使って解体しましたが母屋を痛めないように細心の注意を払っての作業です。

こういった場合、何かが起きてからの対処では手遅れです。作業前に調査解体を行って、どういったリスクがあるかをあらかじめ予測しておきます。そこまでしての「細心の注意を払っての作業」といえるでしょう。私たちは、あらかじめ、内装の一部を解体撤去して構造部分をチェックしていからの解体作業に取り掛かりました。

古民家の雨漏り|天井修理
母屋では、雨漏りがしていたようですので、内装天井を撤去してやり替えています。
その梁や野地板を見るだけでかなりのシロモノであることがわかります。私たちはこういったシチュエーションでは特別な気持ちになります。この家を造った見たこともない大工に対してリスペクトの気持ちを持ちます。時代は違いますが同じ大工職として、見られることはないですが、建てた大工に恥ずかしくないような大工仕事をしたいといつも思います。



古民家の床|床修理
古い建物ですので、床の高さはゆがんでいることが多いです。建てた大工の腕が悪かったわけではありません。当然、何十年の間に地盤も緩んだりしているでしょうし。当時の束石基礎では限界もあります。ですので、根太を入れ替えるときに、既存の大引を少し根太彫して高さを合わせます。現場では何度かのみを研ぎなおす必要があるのですが、大工職としては特に不都合を感じません。めんどくさなーと思うかもしれませんが、そういった仕事も大工の仕事であると私たちは考えています。
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