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工房の大工さん

厨房工事

小さいスペースながら非常に多くの業種が密接にリンクしている厨房工事。

​その中でも、特に重要なポイントを占める以下の4つについて、わかりやすく解説してみたいともいます。

厨房の工事への取り組み

1990年の創業以来、弊社では常に最新の製品や技術を採り入れ、お客様のご要望にお応えして、幅広いサービスを提供してまいりました。集中的な施工管理や現場監督まで、その全てに対し当社では、市場でも魅力的な料金にて対応しております。無料相談につきましては、お電話にてお問い合わせください。

床工事

​■床工事/厨房

・厨房床の高さの検討

厨房の高さを検討するのに大事なことは、排水管の勾配問題です。ウェットフロアの場合は厨房床内にグレーチング側溝を設置しますので、そこに向かって多くの排水管を敷設しますが、まずはグリストラップを据えた場合に最低溝底の高さを把握しなければなりません。そのグリストラップの最低溝底高さがグレーチング側溝の最低溝底になるわけです。最低溝高さから、1/100程度の勾配で溝の高さは上がってきますので、敷設する排水管の最低高さはその場所その場所で違ってきます。それを考慮した排水管の高さが必要になります。排水管の高さが決まれば、厨房床の高さはそれより上の高さで設定していただければオッケーです。つまり、厨房床の高さを計画するのに以下の資料が必要になります。

  • グリストラップの資料

  • 厨房器具リスト

  • 厨房器具の配置レイアウト

・厨房床の防水工事の検討

厨房の床下には防水を施しますが、床の防水にもいろいろあります。もし、現場が商業施設であれば、決まったレギュレーションがありますので、それに基本に計画します。一般的には「シート防水」ご多いように思います。ですが。商業施設でない場合や、ご自身で計画しないといけない場合はどうしたらいいのか?

まずは防水が必要かどうかを検討します。現場が1Fなど、階下に影響のない場合は不要の場合もありす。

  • 塗膜防水

  • シート防水

  • ​FRP防水

など、厨房床に採用される防水には色々ありますが、一番大事なのは、「その納まり」を把握することになります。いくら高価な防水を施しても正しい納まりでなければ、必ず「漏ります」!

​経験上、厨房の床に対してシート防水が一番適しているように感じますが、場合によって塗膜防水でも全然問題ありません。弊社では、塗膜防水の施工で漏水事故は一度もありません。

・厨房床の仕上げについて検討

最終的に厨房の床の仕上げはどうしますか?いくつかの仕上げ方法がありますが、ここは予算に応じて、施主と相談したり提案したり打ち合わせを必要とします。

  • 防塵塗装

  • 厨房用シート

  • ウレタン塗膜防水(歩行用)

  • ​そのまま(コンクリート素地)

​施主の予算に応じて決めていけばいいのですが、コンクリート素地を選択した場合少し注意が必要です。当初。シートや塗装などを設定している場合のコンクリートの仕上げ具合と素地(化粧)の場合の仕上げ具合は少し違います。素地仕上げの場合は、やはり、仕上げに「もうひと手間」かけておきたいところです。全然違いますよ~^^

天井工事

■厨房の天井工事

・LGS(軽天)工事

厨房の天井は基本的にすべて鋼製下地で施工されます。現場では一番先にやってしまいがちですが、設備工事のダクト工事が最優先です。その後、エアコン工事などが終わってからの施工が望ましいと言えます。

大きな商業施設ではAB工事なっていることもあるのですが、天井の中に埋め込む工事の中で「防災工事」も忘れてはならないファクターです。スプリンクラーや各種火災報知器、排煙工事等あらかじめB工事業者と見目打ちしておくことが大事です。

厨房の天井工事
壁工事

​■壁工事/厨房

厨房の壁を検討するのに大事なことは、厨房器具のレイアウトです。仕上げはSUS板が一般的ですがキッチンパネルを希望するクライアントも多くいます。どちらにしても、コーキング処理部分は後々汚くなりがちですので、弊社ではなるべくコーキング処理部が少なくなるように工夫しています。厨房器具のレイアウトが決まれば、そこに向けて適切な仕上げ材を選択しますが、経済設計を心掛けるならば、「必要な部分に必要な施工」を選択してあげるのもプロの仕事かと思います。壁工事だけに事ではないですが、厨房の工事をする際に厨房器具のレイアウトを把握しておくのは大事なことだと言えるでしょう。

  • 厨房器具の配置レイアウト

  • 仕上げ材の選択(SUS板等)

  • コーキング処理の工夫

厨房のSUS板
設備工事

​■設備工事/厨房

厨房内において設備工事は一番複雑な工事といえます。給排水設備工事、電気設備工事、ダクト空調工事、防災設備工事、ガス工事・・・・・それにプイラスして建築内装工事も加わると考えると、大変であることはすぐに想像がつきますね。

​注意すべき点はたくさんあるのですが、それについては後々アップしていきたいと思います。

  • サウナを開業するにはどんな許可や届出が必要ですか?
    公衆浴場法や建築基準法、消防法など、用途や地域によって必要な手続きが異なります。事前に保健所や消防署、役所との連携が重要です。 私たちの場合は、賃貸物件だったのでビルオーナーの判子や現状のビル図面、確認済証等が必要でした。「200㎡以下なので用途変更」の確認は不要とはなっていますが、建築指導課より確認には来るようですので非常に注意が必要です!!
  • 小規模な施設(例えば10㎡以下)でもサウナは設置できますか?
    はい、可能です。ただ、ビジネス視点で考えると非常に非効率です。弊社のサウナ部署の計算によるとある程度の大きさがないと利益が出にくい傾向にあるようです。 私たちは少し頑張りましたが5室のサウナルームを造りました。
  • サウナ室の広さや収容人数はどれくらいが理想ですか?
    一般的には一人当たり1㎡以上が目安ですが、導線や動線設計も重要で、快適性と回転率を両立する設計が求められます。ビジネス視点で最大の利益を生むには「攻めた寸法設計」が大事で、私たちも何度も何度も「どれくらいまでが許容範囲か?」を検証いたしました。
  • ロウリュ(水をかける蒸気)は可能ですか?
    可能ですが、消防法上の制約や防火対策が必要です。電気式・薪式・ガス式ヒーターで対応も異なります。 私たちは電気式サウナストーブを採用したのですが、消防法上の問題は特に難しいものではありませんでした。ただ、ロウリュウについて注意しなければならないのは「その湿度」です。天井・かべ・床すべてに施策をする必要がありました。
  • 施工費の目安はどれくらいかかりますか?
    木材の種類や設備仕様によって幅がありますが、目安としては1坪当たり サウナ設置のみ:50万〜150万円程度 スケルトンからの内装工事:120~180万円程度 設備も含めたフル装備工事:250~350万円程度 といわれていますがあまりアテになりませんでした。詳細は現地調査のうえお見積りします。最近では特にビジネスサウナモデルが多様化していますので、その仕様によって様々です。
  • サウナ以外に必要な設備は何ですか?
    シャワー、休憩スペース、水風呂、換気設備などが一般的です。導線を工夫することでコンパクトな設計も可能です。 あまり表立ってはいませんが個人で楽しむサウナであれば特に気にすることもありませんが、ビジネスとしてのサウナですと非常に複雑です。 チラー設備の導入 濾過器の導入 サウナ施設に最適化された換気設備の検討 電気容量の確保 ガス容量の確保 その他・・・・・ など、ビジネスとしてのサウナは非常に複雑で経験者でないと失敗すると確信しています!
  • メンテナンスやランニングコストはどれくらいですか?
    電気代や清掃、定期点検が主なコストです。使用頻度や熱源によって異なりますが、電気式の場合は月3〜5万円程度が目安として、事業計画していくことが大事だと考えます。 また、サウナベンチやサウナ室の内装は基本的に消耗品として考えておいた方がよさそうです。
  • サウナの内装はすべて木材でないとダメですか?
    基本的には木材が推奨されていますが、不燃木材や特殊パネルで代替も可能です。内装と耐久性、安全性のバランスが重要です。 ですが、ビジネスサウナとなると消防法や建築基準法、公衆浴場法等と複雑に関係していますのでなかなか思ったように木材を使うことが出来ない場合もあります。今回自分たちが計画したときはいろいろグレーな部分も多かったように感じましたので、担当者と綿密な打ち合わせと計画が必要です。
  • 店舗の一部を改装してサウナを作れますか?
    はい、可能です。スケルトン物件の方が自由度は高いですが、既存店舗の改装でも対応できます。構造や給排水の確認が必要です。自分たちはスケルトン状態からの施工でした。
  • おすすめのサウナの種類は?
    業態やターゲットによって異なります。リラクゼーション重視ならドライサウナ、エンタメ要素重視ならセルフロウリュ式が人気です。自分たちはセルフロウリュウを重視してプライベートサウナにしました。オープン4か月程度でグーグル口コミが800以上頂くことが出来ました!!ビジネス視点で考えると、どういったサウナ施設にするか計画を立てることは非常に重要です。 必要であれば弊社の担当とお話しすることもできますので、一度ご検討ください。
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