集成材の魔術師|集成材のカウンター|大工工事
- 旭栄建設
- 6月4日
- 読了時間: 4分
予算を抑えるためによく採用される材料として「集成材」がありますが、弊社でもよく採用されています。今回は店舗のカウンターを「集成材」で製作いたしました。

沢山の店舗で採用されている「集成材のカウンター」ですが、実はいろいろな樹種があります。パイン材が一般的ですが、他にもゴムやタモといった樹種は比較的流通材として選ばれることが多いです。しかしその使いどころであったり小さな納まり一つで、見栄えは変わってきます!弊社では少しの手間をかけるだけでなるべくかっこよくなるようにいつもアイデアを出し合っています。今回の店舗で採用された集成材は「タモ」材です。集成材のカウンターですがかっこよくないですか?
集成材のカウンターは誰の仕事?大工?家具屋?

結論的にはどちらでもできると思います。弊社では家具の製作もやっているので、
大工、家具屋の境があまりありません(;^_^A ですが、仕事の内容からすると、大工仕事に分類されるような気はします。
接合部分であったり、現場でのおさまりであったり、他部位との取り合いであったりを考えるとやはり大工仕事のように思います。
店舗のカウンターを集成材で造る場合の樹種選び
集成材のカウンターを造る場合にその集成材の樹種を何するか?一般的にはパイン材を選択される場合が多いですが、他の樹種も検討に入れてもいいのではないでしょうか?確かにパイン材の集成材はその特徴として染色しやすいことがあげられますが比較的表面強度が弱いのが特徴です。そうなると実は店舗のカウンターには不向きといえます。できればもう少し表面強度の高い集成材を選ぶのもいいかと思います。一般的にはゴムであったりタモであったりしますが、こちらは固い反面染色時にはうまく染まってくれないのが特徴です。やわらかい集成材の方が安価ですがご自身の予算と合わせて相談されるのがいいかと思います。
そちらの相談もお問い合わせできますので是非ご検討ください。
店舗のカウンター以外での集成材の活用

集成材のカウンターはもっともよく利用される部位ですが、その他の部位でもよく採用されます。建具枠や無目枠、落とし掛けや笠木など主に造作化粧部位で使われます。もしかするとそういった使い方の方が本来の使い方であると言えます。なぜなら集成材のカウンターはその作り方を熟知していないと、「反り」ます。安価な材料だからといって手を抜くと後々ひどい目にあいます。ですので、安易に店舗のカウンターで採用するのは危険ですので、ぜひ知識のある業者さんと打ち合わせを行うことが大事です。
集成材のカウンターでも少しのことでグレードアップ

費用を抑える意味で採用されることの多い集成材のカウンターですが、少しのことで全体的な見た目がグレードアップします。細かい納まりやレイアウトを少し変えたり、別パーツを組み合わせたりすることで、集成材でも高級感のあるカウンターになります。ほんの少しのことの積み重ねが、大事だと感じています。
大工が作る集成材のカウンター
自分たちは大工職ですので、実はそんなに凝ったことをしているつもりはないのですが、細かい納まりについては実は結構評価をいただいています。造り方についても、「そこまで手間かけるか?」的なことを指摘されることもありますが、自分立的には特に手間をかけてる感覚がないので、もし必要であればあらかじめご予算をお伺いして製作いたしますので、こちらも合わせてご検討くださいませ。また、設計段階からのご相談も承っておりますのでよろしくお願い致します。
集成材のカウンター|株式会社旭栄建設|大工
沢山の施工実績がありますので、集成材の活用を検討中であれば一度問い合わせてみてください。きっと、お役に立てると信じています。
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